ラノベネタとかあれこれ


エロ原画家の「カワギシケイタロウ」という人が好きだったのですよ。

癖のない絵柄で、デッサンもそこそこしっかりしており、そして何より表情が上手くて。というかエロくて。

武内崇とか、「StarTRain」や「夏空少女」の、やすゆきの上位互換的な絵柄と言えば分かりやすくなったような余計分からなくなったような。

何というか凄く見やすい絵で、一時期、自分の絵柄の参考にしてたんですよね。高河ゆんと一緒に。

「姫裸」ではまって、「燐月」とかやって。

で、しばらく音沙汰がなくって、どうしてたんかなあ、とか思ってたら、どうやらやっぱりというか何というか、ラノベの表紙もやっていたらしいという。

「マギ・ストラッド・エンゲージ」とか。
火目の巫女」とか。

……ってか、調べたら今話題の「真剣で私に恋しなさい!!」がそうじゃん。公式サイト見たら……あ、ほんとにカワギシケイタロウの絵だ。

やらないジャンルだからチェックあまりしてなかったけど、何か俄然興味わいてきた。


這いよれ!ニャル子さん」の三巻が今月発売ですわよ。ひゃっほう。

マイミク鯛焼きうどん氏は「そびえ立つ糞だ」と言ったそうですが、僕もほぼ同じ意味合いで「芸術的なまでにきれいなとぐろを巻いた巻き巻きウンコ」と大絶賛をしております。お勧め。

いや、あんだけくだらねー小説はないですよ。くだらなくっていいんですよ。楽しければ!

アクションで無駄に残酷なのは頂けないけどな。
むしろしょうもない禅問答漫才みたいなやり取りを延々やってるがいいさ。そっちのが面白い。


以下2つは榊一郎の話題。

2ちゃんの書き込みで気づいたけど、今回「まかでみックス ふぃふす」2話冒頭であった「原子力動力平和利用ロケット」、あれ「深く静かに沈没せよ」か!

気付かんかった。ああ、あったよ確かに!
大学の部室に落ちてた漫画でもお気に入りのひとつだよ!

どうでもいいけど、この漫画のタイトル、同じく大野安之が描いた押井守原作の「西武新宿戦線異状なし 」と何かセンスが共通しすぎとるよね。

そういや、ロバート・ワイズ「深く静かに潜行せよ」ネタ、「君の居た昨日、僕の見る明日」でもあったな。

見てないなあ。「深く静かに潜行せよ」

劇場版「スタートレック」とか、「アンドロメダ…」とか凄い面白かったし、見てみるかな。


11月刊行予定の「ストレイト・ジャケット」の新刊のサブタイトルがいつの間にか発表されてた。

「ニンゲンのオワリ 〜THE DEATH BELL 1st.HALF〜」

きっっっったあぁあぁああああああああぁああぁああ!!!!!!

うわやべー。鳥肌たった。テンションあがった。

一巻「ニンゲンのカタチ」と対で、人のあり様を示し、「魔法に特化した人間」である魔族のあり様を示し、そして作品の状況も示してるわけですか。大きく出たなおい。

なにかにめざめそうになりました。

支倉凍砂は『サヤビト』読んでラノベの何たるかを思い出すといいよ」

そんなフレーズが思い浮かんだ今日この頃。

いや、「good!アフタヌーン」買ってきたんですが。

現役のラノベ作家の支倉凍砂が原作してる「ビリオネアガール」よりよっぽど「サヤビト」のがラノベしてる。漫画なのに。

ていうか、いいかげん支倉凍砂は金の話から離れた方がいいんじゃないかと思った。正直「またか」としか思わなかったし、そこを差っ引いて、話としても、作画担当があんま上手くないせいもあって、どうにも乗れなかった。編集にどういうオーダー出されたか知らんけど、漫画原作を機に作風を広げる方向で話を作ったほうがよかったんじゃないのか。

……いやまあ、「ラノベの何たるか」あたりは、現役時代に何読んでたかって言う、読み手の俺自身の問題もあるんだろうけど。というか100パーそれなんだけど。

しょうがないじゃん。戦闘能力に特化した人造人間と擬似家族ってもうど真ん中だもん。名前のくだりとかもう王道中の王道じゃん。「竜乙女の変奏曲」久しぶりに読みたくなったもん。つーか読んだもん。こんだけノスタルジーに浸れる漫画はそうそうないよ!?

この独特のうじうじ感がたまらない……!

「ジャンル、違いすぎてません?」

最近ビジュアルアーツが組んでいる企画がまるで俺のための企画みたいな感じになってて笑いが止まらない。

定期的にビジュアルアーツから配布されている「VisualStyle」という冊子があるのですが、今回の巻頭インタビューがすずきけいこ……でもって11月のロングインタビューが榊一郎……。なんだこれ。すげえ。ありえねえ。

って言うか、何で榊一郎

ビジュアルアーツに対する貢献度って大したことないやん。せいぜいが関連ブランドから「ポリフォニカ」出しただけで。

キネノベの新作の企画があるらしいから、それにあわせてなのか。あるいは最近の日記にあった「短期集中で、ちょっと意外なレーベルから出す黒榊作品」がVA文庫から出るとか? VA文庫で黒榊ってありえないような気がするんだよなあ。

そもそも、榊一郎ってどのレーベルから出しても大して意外じゃないような。少年向けのラノベレーベルの大半から出してるし。正直な話、今更のように電撃やスニーカーで出しても先に大御所や売れ線が居るので商売として旨みが無いからやんないと思うし。同じ理由で「黒榊」が出ても違和感なさそうな講談社文庫とか角川ホラーもありえなさそう。徳間デュアルとか? クラックハウンドの再販兼新作発表あたりで。(ちょうど漫画化されてたし)

でもなんか、榊一郎ってもっと所謂「オタクっぽい」ところで挑戦しそうな気がするんだよなあ。で、そこでしれっと黒いネタでオタクの自己批判をを促すとか。

……二次元ドリーム?

いまさらのように

ここんとこ日記書かなかったり書いても内容なかったりしたのですが、ひとえにそれはMH3やってたせいです。帰省中は出来んかった反動もあってか会社から帰ったらモニターの前にすわりっぱなしだぜ!

そしていまさらのように誰も読んでない榊一郎「エイフォニック・ソングバード」の感想なぞを書いてモチベーションを上げてみる。

主人公・ラグナスとヒロイン・ウリルの関係を傍から見ながらラグナスに横恋慕する弱気っ娘・コーネリアの心理描写が非常に良かった。

とはいっても、別段何も特別な描写がある訳ではありません。
コーネリアから見たラグナスがいつもの淡々とした表現で描かれるだけ。

「普段はだらだらとしていて。
 まったくやる気が無さそうに見えて。
 ぶっきらぼうに喋るし、黙っているときは声をかけにくいイメージがあって。
 有り体に言えば、怖い。
 だが、ふとした瞬間に笑うと――コーネリアの目には彼が驚くほど無邪気な少年に映る。また真剣な彼の横顔は、ただ見ているだけで引き込まれる程に凛々しく見える。」

これだけ。小説の描写としても良くある類の「はじめは彼が怖かった」系のものでしかありません。最近読んだ宇江座真理の「室の梅」でも同じような描写がありました。フィクションじゃなくても近所の幼馴染の奥さんがそんなこと言ってました。まあそんなありふれた表現に過ぎないものではあるんです。

問題はこの作品がラノベであり、挿絵を担当する絵師はチェックのスカートと縞々ぱんつを得意とする絵描きであり、そしてこの心理を描写されたコーネリアというキャラが形式上ハーレムものに見せかけるために配置されたキャラだということです。

そんなキャラの心理をこういう風に描写するか普通!? と。

この手のオタク向けフィクションって、基本的にキャラクター自体が記号化されてるんですよ。一番分かりやすいのが年齢身長体重スリーサイズなどの数字的スペック。普通に考えて、「現実に生きている人間」なら日々変動するはずのそれらの数値がキャラを物語るいち要素になっている。要するにキャラに対して、その程度のリアリティしかギャラリーは求めてないんです。肉感とか求めてない。

そこに来てこの描写ですよ。

初めにあったラグナスへの印象が「恐怖」だったという、ハーレム要員として主人公に好意を向けるには障害でしかない感情をまず置いて、それはなぜかというとコーネリアの引っ込み思案でおとなしい性格とラグナスのやくざっぽい言動のためだという。確かに「現実的に」考えれば、コーネリアとラグナスって、同じ学級に居てもグループが違ったりして、特にコーネリアにとってラグナスは敬遠してしまう相手ではあるのです。

きちんとそこには筋道立った理由と過程があり、しかもそれがキャラクターの性格や言動から「彼/彼女ならこうする」として設定されたものであると。そうするとこの描写からコーネリアの背景までなんとなく浮かんでくるんですよね。本来的には学校でどういうグループに居るとか、どういう教師にはどういう感情を抱いているかとか。

それは単なる萌えのための記号ならば要らない「肉感」なんです。

ギャルゲとかで言うと、お嬢様キャラとして設定された非攻略ヒロイン(この表現なんかおかしい)が、家のメイドにどういう感情を抱いていてどういう接し方をしているかとかそういうの書くようなものです。確かにそこを表現するとキャラクターもよく分かるし、メインヒロインとの絡みも豊かなものになりますが、でもあくまで攻略ヒロインは別に居るわけだから、なかなかそこまで描写を割くようなゲームはない。

でもこの作品はいちいちここに言及した。

榊一郎という作家が作品とキャラに対し、どういうリアリティで見ているかを知ることが出来る描写だと思ったわけです。

あれですよ。「鋼の錬金術師」12巻で荒川弘が「スリーサイズとか生きてりゃ変動するし決めてない」とか書いてた時、「このひとは作品にたいして真面目なひとだ!」とえらく感動したもんですが、それと同じですよ。

そうであるからこそそんなキャラが発する感情にはリアルがあるし、心に響くものが出来ると思うわけですよ。

作者が信じてない世界を読者が信じることなんで出来るわけない。

これこそが!!

アーマード・コア3 ポータブル - PSP

アーマード・コア3 ポータブル - PSP

やっぱりこれ最強。

機動警察パトレイバー」劇場版1,2のクライマックス、方舟侵入シーンや地下道攻略シーンには一種異様な高揚感がありました。人型ロボットが、ダンジョンめいた無機質な施設に潜入し、そこで待ち構える敵や仕掛けを潜り抜けて目的を達成する。ロボットアニメのアクションシーンでも屈指のかっこよさがあると言ってもいいと思う。

そのかっこよさをそっくりそのままゲームで味わえるのが4シリーズ以前のACだと思うのです。4以降はまた別ゲーで、パトレイバーというよりガンダムゲー。あれはあれでいいものですが。

まあアクションでの興奮が近いって言うだけで、雰囲気は別物って言うか「リストラの恐怖に怯えた労働者が現場に立てこもりました」って事態に対し、
パトレイバーは「とりあえず問題起こさないように警備しましょう」
アーマードコアは「作業に邪魔だから掃除しましょう。人命的な意味で」

……という点で全然違ったりもするわけですが。製作者にはママの愛情が足りなかったに違いない。

ただまあ、そういう殺伐としたものに溢れかえったこのゲームですが、その中でも立場によって様々な価値観がある事が表現されているし、しかもどの視点にも寄っていないので、あくまでそれはその発言者に対する嫌悪感に留まって、作品に対する嫌悪感にならないのが不思議。むしろ殺伐とした感じが、無機質なアクション要素に無理なく寄り添っていて、逆に魅力にもなっています。

そんなわけでオススメ。3は難易度も控えめだし、とっつきにくい操作系もキーアサインと慣れと根性でどうにかなる。むしろ暴れ馬を操る感覚がくせになる!

ようち

「ANGEL MAGISTER」を買った。

カナタ(当然のようにCV涼森ちさと)ルートだけやった。

…カナタが可愛いだけのエロゲでした。相変わらず涼森ちさとのキャラ認識能力は異常。あとおかんの悲鳴が良い。

つーかなんだよこの幼稚なシナリオ。小学生向けか? 18禁シール貼ってんのに小学生向けか? この世界には大人がいないのか?

あと絵師の兎塚エイジゼロの使い魔イラストレーター)はド下手だと再認識。キャラの表情が全然かけてない。

しょっくー

最近、榊一郎分が足りませぬ。

「やってきたよ、ドルイドさん」とか「這い寄れ!ニャル子さん」とか近いトコ摂取してどうにかごまかしてますが、割と禁断症状気味。

8月にはまた新作が出るらしいけど……30日……あと一ヶ月以上あるやないか!! 

ていうかそれもホンマに出るんか? 色々スランプだって聞いてたけど。(状況聞く限り奥さんが出産間近でナーバスになってただけっぽい気もするが)


そうそう。榊一郎でれーじといえば触手ですが、このご時勢に触手系エロゲでもビッグタイトルの一角「淫妖蟲」の新作が出るというお話。

まあ普通に考えて和姦触手メインなんでしょうが、触手は触手でも基本痛いのは嫌というかそんだけ凄い器官あるならやはり快楽落ちメインだろ、な俺にとってはそんなことは余り関係なくどれだけエロいかが純粋に問題です。

あと声優がどうなるか。メインヒロインの深琴のCV、今までどおりなら我らが涼森ちさと先生なんですが、この前、別作品のリメイクでそ知らぬ顔してキャスト総替えとかやりやがったからな…ここのメーカー。

前作の快楽堕ち演技とかもう狂気の沙汰としか思えないレベルの演技でした。最近はちーさまも抜きゲーに出ることが少なくなっちゃって寂しいので(ロープライスの痴漢ものなら先月あたり出てたが)、こっちのほうでもでかいの一発やって欲しいところ。

一般シーンの演技を楽しめそうなのは今月「エンジェルマギスタ」出るしな。ご本人曰く「一見クールで言葉数が少ないんだけど、いざ話してみると結構アホの子で、でも内面は真面目。そして甘えん坊」……どんなむつかしい役やねん。